社員インタビュー

青木 敏行(あおき としゆき)若林 泰行(わかばやし やすゆき)

青木敏行(あおきとしゆき)
製造部機械加工課/1994年入社/新潟県立新潟東工業高等学校電子科 卒
金型製作は、自分のアイディアと工夫が活かせる仕事。
常に高いレベルで顧客の要望に応えられるように
技術と知識を磨き続けたい。
1.現在の仕事内容を教えてください。

O-リング、パッキンなどのゴム部品をつくるための金型を製作しています。金型は「鯛焼き」に使う型をイメージしてもらうと分かりやすいでしょう。市場に出回る製品のほとんどは金型によって成形されますから、ものづくりの土台を担う仕事とも言えます。

2.この仕事のやりがいはどこにありますか?
金型は一つ一つ製品が違いますし、加工方法に決まりはありません。例えば、加工は刃物を使って行いますが、どんな刃物を使うかによって作業条件も変化しますし、作業効率も変わります。
要は自分の技術と発想次第でいろいろな工夫ができるということ。高い品質の製品を低コストでつくることを考えながら作業することにやりがいを感じています。
3.仕事で「大変だな」と感じるのはどんなことですか?
日常の生活ではあまり気にすることのないミクロン単位の精度が要求される仕事のため、寸法管理などが大変です。計算なども必要になりますし、私は計算が得意なほうではありませんから最初は苦労しました。
4.この仕事をするにあたって大事なことは?

とにかく自ら進んでやってみること。
いろいろなことに挑戦する意欲がなければ、能力も向上しないと思います。そうやって挑戦する中で「できる」「やれる」という自信が育まれ、壁を乗り越える力が生まれるものです。私自身、「現状で満足しない」という気持ちで日々、仕事にのぞんでいます。

5.将来の目標を教えてください。
お客様の要望は時代の流れの中で変わるもの。例えば、金型に使う材料は加工しやすい鉄が主流でしたが、今は「錆びにくいステンレスを使いたい」という要望も増えています。それに応えるためには、切削加工がしにくいステンレスを加工する技術が必要。そんな風に、変化していく要望に常に対応できるよう、もっと知識を身につけ、提案力を磨きたいと思います。
6.就職活動中の学生さんにメッセージを。
金型製作の仕事は自分のアイディアや工夫が活かせる仕事。手がける製品も多種多様で毎日が新鮮です。少しでも興味が湧いたら、ぜひ、話を聞いてみてください。
また、ループラは年齢に関係なく、やる気と力があればどんどん仕事を任せてくれる会社。私は33歳ですが、副部長として機械課のメンバーの指導やまとめ役も担っています。発想を活かしたい、自分を成長させたいという人にとっては魅力的な会社だと思いますよ。
若林泰行(わかばやし やすゆき)
製造部設計課/2001年入社/新潟職業能力開発短期大学校 生産技術科 卒
品質、コスト、納期、使用条件……。
金型設計はあらゆる面を考慮しなければならない難しい仕事。
だから、完成したときの達成感は大きい。
1.現在の仕事内容を教えてください。

まずお客様とどのような金型をつくるのかを打ち合わせ、仕様や構造など金型の全体像を把握・確認するための“承認図”を作製。お客様から「これで進めてください」という承認をいただいてから、金型の材料手配や加工図、加工データを作成します。
設計や加工データの作成は2DのCAD/CAMを使用。お客様はゴム成形メーカーさんです。

2.この仕事のやりがいはどこにありますか?
自分の経験や知識を駆使し、お客様や先輩・上司などからアドバイスをもらいながら一つの図面を書き上げることや、金型が少しずつ形になっていく過程にやりがいを感じます。最終的に製作した金型がきちんと機能するかを確認するまでは不安ですが、社内チェックでOKが出て、お客様からも「合格」の連絡をいただいたときはうれしいし、達成感を感じます。
3.仕事で「大変だな」と感じるのはどんなことですか?
金型というのは一つとして同じ形はありませんし、お客様によって考え方も違います。また、お客様が金型を使用する環境によって作業性が大きく変わるものです。そういった条件を考慮し、さらに納期やコストなどお客様の要望に応えながら、自分なりにベストな金型構造を設計・提案しなければならない点が難しいですし、大変です。
4.この仕事をするにあたって大事なことは?

コミュニケーション力。
設計課の仕事は、お客様との打ち合わせにはじまり設計・発注業務・加工準備と担当範囲が広いので、円滑に進めるには周囲との連携が不可欠。いろいろな人からの協力がなければ、より良い金型を製作することはできません。そういった点から、お客様や社内の他部署とのコミュニケーションがとても大切だと思います。

5.将来の目標を教えてください。
現在もお客様に提案はしていますが、まだいろいろな人から知恵を出してもらって、それをお客様に伝えるといった状況。もっと知識と経験を積んで、納期、品質、価格等の条件を考慮した上で、お客様も当社も納得のいく金型設計を自ら提案できるようになりたいと思います。
6.就職活動中の学生さんにメッセージを。
金型業界は若い人が少ない業界。ですから、もっともっと若い力で盛り上げていきたいと思っています。自分もまだまだ半人前で勉強の日々ですが、一緒にループラを、そして金型業界を盛り上げて行きましょう!